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脂肪を落とし筋肉を守る/ケトジェニックと糖新生

理想的なダイエットとは、今ある筋肉を落とさず脂肪のみ減らしていく。これが究極だと考えていますが、現実的にはとても難しいです。今回は極力筋肉を維持した状態で脂肪を落としてくために知っておきたい「ケトジェニック」と「糖新生」について解説してきます。

脂肪を落とし筋肉を守る/ケトジェニックと糖新生

糖新生の仕組み

糖新生は、飢餓状態において主に肝臓で炭水化物以外の基質からグルコース(ブドウ糖)を生合成する経路のことです。グルカゴン(血糖値をあげるホルモン)と呼ばれるシグナルによって合成されます。

飢餓状態においては、血糖値が低下するとグルコース(ブドウ糖)の脳への供給が不足します。よくある糖分が不足して頭がまわらない状態ですね。

脳はグルコースを唯一のエネルギー源とするので、血糖値の低下は生体にとって致命的な影響を及ぼすことになります。

そのため、低血糖の時には肝臓での糖新生によって血糖値を維持する仕組みがあるのです。

 

ケトン体をうまく利用しよう

糖新生が起こると、これまではグリコーゲンやグルコースを分解してエネルギーにしていたのに対し、代わりにタンパク質の分解やアミノ酸の異化が促進されてエネルギー源として用いられるようになります。俗に言う筋分解(カタボリック)反応が起きてしまうため、そうならないために「ケトン体」という新たなエネルギー源を利用する必要があるのです。

→「ケトン体」についてはこちら

ケトン体を生成することができれば、身体は「糖からのエネルギーをメインに使う」から、「脂肪からのエネルギーを使う」システムにシフトします。体内の中性脂肪を分解してエネルギーをつくり出します。

脂肪を落とし筋肉を維持させるためには

ケトン体を効率よくエネルギー利用することで、蓄積されている脂肪から消費していく体内の回路(ケトーシス状態)ができあがるため、カタボリックを防ぎ、筋肉量を維持したまま脂肪を減らすことが可能です。

糖新生を防ぐことは除脂肪体重の増加にもつながるということです。

除脂肪体重の計算方法

食事面でのポイント

いわば糖質制限ダイエットに分類される方法ですが、私生活における食事がとても大事になってきます。脂質をより多く摂取しなければいけないことは大前提ですが、その他にも見落としがちなポイントがあります。それはタンパク質の重要性です。

タンパク質はカラダをつくる重要な役割があるため、エネルギーとして使われることはあまりありません。ケトーシス状態でエネルギーになるのは主に脂質です。

ただし、糖新生のために筋肉のアミノ酸が消費されるので、体内のタンパク質を維持するために、ケトジェニックダイエット中はタンパク質を多めに摂取することが大切です。タンパク質の摂取量が不足すると、筋肉中のタンパク質を分解し、エネルギーに変えようとします。

筋肉を減らしたのでは元も子もありませんから健康的に美しく痩せるために、肉類、魚介類を積極的に摂取していこうというわけです。

まとめ

人間は糖分が無い状態でも生きていくことができます。それは「糖新生」という人間本来の身体機能が働くためです。これをうまく利用することができれば理想的なダイエットに近づくことが可能です。世の中にダイエット法は数多存在しますが、このケトン体を利用したダイエットは僕自も効果を感じることができたダイエットの一つなので一度試してみてください。

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